酒のご紹介

大吟醸原酒『朗廬の里』(ろうろのさと)
1.8L
720mL
全国第2位の酒米生産を誇る岡山県。稲作技術に加えて、恵まれた気候と風土は酒米の高品質化に欠かせません。その酒米でも最上級ランクに位置するのは『山田錦』。全国の酒蔵が吟醸酒などの高級酒を醸す際に使用しています。山成酒造では地の利を生かして、良質の山田錦を毎年入手。その山田錦を50%精白して醸した大吟醸酒の原酒(搾った後に加水しない酒)が『朗廬の里』(ろうろのさと)です。大吟醸特有の上品な香りとスッキリとした味わいの中にも飲みごたえがある旨口の酒をお楽しみください。
アルコール17度以上18度未満 日本酒度―5 酸度1.4
飲み方:冷や(できたらワイングラスで香りを楽しみながら)・オンザロック
    ソーダ割り(酒と水は1:1の割合で。氷→酒→ソーダの順でグラスに注ぎ、1回軽くかき混ぜる。のが上手くできるコツです。
ペアリング:和食・洋食問わず、相性が良い。肉料理にも合います。 チーズやビターチョコ。
【味の秘訣、本格和釜】
酒米を蒸す際に欠かせない理想的な「乾燥蒸気」を発生させる本格和釜の使用が当社の特徴です。いまでは使用する酒蔵も少なく、希少な設備です。「乾燥蒸気」によって外硬内軟で一粒一粒がパラパラな蒸米(さばけの良い)が作られ、発酵工程において米本来の味を最大限表現します。
【マイクロブルワリーとしてのこだわり】
  少量生産の利点を生かして、設備使用を極力避けて手作業による丁寧な酒造りを時間をかけて実施しています。
  また、杜氏や蔵人は全員が菓子職人、ブドウ農家、鍼灸治療師、米農家などを兼業しながら、大好きな酒造りを極め続けています。多彩な職人たちが兼業で培った知見と技術を酒造りに加えることで、備中杜氏伝統の味をベースに、より良質な酒質を実現しています。
撮影:市田真紀
撮影:市田真紀
備中杜氏・渡邊良夫
(2022年備中杜氏自醸清酒品評会入賞)
【「朗廬の里」(ろうろのさと)ネーミングの由来】
阪谷朗廬
弊社の初代ブランド「蘭」の命名者である漢学者・阪谷朗廬先生(さかたにろうろ・1822年生れ)は弊社の酒をことのほか愛飲されました。先生が酒蔵近くに設立した私塾「桜渓塾」(おうけいじゅく・1851年)や初代館長を務めた興譲館には渋沢栄一、久坂玄瑞など多くの志士達が行き交い、人材を輩出しました。地元、井原市をはじめ多くの方から今もなお『朗廬先生』と尊敬を集める偉人にちなんで『朗廬の里』とネーミングしました。

純米吟醸『桜渓』(おうけい)
「地元の酒米で醸した地域の魅力が現れる酒を醸したい」。長年の弊社の夢が2022年に叶いました。酒蔵の想いに地元の米農家が応え、栽培が困難といわれる「雄町」を見事に栽培。その米を60%精白し、自慢の和釜で最適に蒸し上げて醸した純米吟醸の原酒です(搾った後に加水していない状態)。備中杜氏の技術によって、すっきりとした味の中にも雄町特有の酸味が効いた、地域独自の味に仕上がっています。
アルコール19度以上20度未満 日本酒度―2 酸度1.2
飲み方:冷や(できたらワイングラスで香りを楽しみながら)・オンザロック
ペアリング:和食・洋食問わず、相性が良い。肉料理にも合います。 チーズやビターチョコ。
【こだわりの酒米:雄町】IBARA TERROIR(井原テロワール)
  全国のほとんどが岡山県で生産される雄町は酸味の効いた独特の酒質を実現するため、多くのファンを有する高級酒米です。現在、多くの酒蔵で使用されている山田錦や五百万石の親株にあたります。背丈が非常に高く倒れやすいなど栽培が困難な貴重な酒米です。
  「桜渓」で使用する雄町は100%酒蔵近くの米作りに適した土壌の田圃で契約農家が栽培しています。地元の水、空気、蔵人に加えて酒米。まさに弊社が目指していた完全地元産『井原テロワール』の夢を叶えてくれた酒です。
米農家・熊原康治。背丈が高いため、自然に稲が横になります。
背丈が高い雄町の稲刈りに杜氏も参加(2022年10月、井原市芳井町)
【地域と協働の酒づくり】
  地元の材料で酒を醸したい。長年の弊社の想いに地元の街づくり協議会の構成団体「風を編む会」が協力くださり、ネーミング募集を実施いただきました。地元を表現する多数のネーミングを応募いただき、2021年11月に『桜渓』(おうけい)が決定しました。
  また、翌年は児童達へ米作りや酒造り文化を伝承する目的で、「風を編む会」主催で田植え~稲を観察する会~稲刈り、を実施いただきました。児童から大人まで幅広い年代の方に酒米作りに参加いただいただくと同時に酒米栽培技術への理解を深めていただきました。
児童達による田植え
稲の観察会
児童達による稲刈り
【「桜渓」ネーミングの由来】
1851年、漢学者・阪谷朗廬(さかたにろうろ)先生によって酒蔵の近くに設立された私塾「桜渓塾」(おうけいじゅく)。塾には渋沢栄一、久坂玄瑞など多くの志士達が行き交い、人材を輩出しました。
『近代日本の国づくりに人生を賭した先達の息吹を感じる桜渓塾。時代は流れ、そのふもとで、米作り農家と杜氏・蔵人が新たな酒造りにチャレンジしている。眼下で繰り広げる米作り、酒造りの様子を静かに見守る桜渓塾や先達に想いを馳せ、新酒の名称を 桜渓 と命名しました。』
【味の秘訣、本格和釜】
酒米を蒸す際に欠かせない理想的な「乾燥蒸気」を発生させる本格和釜の使用が当社の特徴です。いまでは使用する酒蔵も少なく、希少な設備です。「乾燥蒸気」によって外硬内軟で一粒一粒がパラパラな蒸米(さばけの良い)が作られ、発酵工程において米本来の味を最大限表現します。
【酒造りへのこだわり】
マイクロブルワリーとして極力手作業による酒造りにこだわっています。備中杜氏、伝統のワザを受け継ぎ、深みがある濃厚な酒質の実現を訴求し続けています。蔵人たちも全員、菓子職人、ブドウ農家、米農家などを兼業しており、兼業で培った技術を大好きな酒造りに反映して、伝統を守りながらも絶えず酒質の向上にチャレンジしています。
備中杜氏・渡邊良夫
(2022年備中杜氏自醸清酒品評会入賞)

純米酒『蘭の誉』
岡山県の特産米「アケボノ」を70%精白し、自慢の和釜で最適に蒸し上げて醸した純米酒です。2022年度、備中杜氏自醸品評会で入賞(第3位)するなど、高い酒質をお楽しみください。冷やで楽しむ他に、熱燗にして現われてくる旨味を楽しむ方も多い酒です(高めの60℃が最適)。
アルコール16度以上17度未満 日本酒度+2 酸度1.4
飲み方:冷や(できたらワイングラスで香りを楽しみながら)・熱燗(高めの60℃)
ペアリング:和食・洋食問わず、相性が良い。 チーズやビターチョコ。
【こだわりの酒米:アケボノ】IBARA TERROIR(井原テロワール)
  アケボノは加熱しても味が崩れない、熱に強い米です。全国の97%が岡山県で生産されており、備中杜氏が酒造りに愛用している米です。
純米で使用するアケボノの4割強は酒蔵近くで契約農家が栽培しています。マイクロブルワリー(少量生産酒蔵)の強みを活かしてテロワール(地域の材料にこだわった醸造)を追求しています。
アケボノ(2022 年 10 月、井原市芳井町)
米農家・熊原康治
【味の秘訣、本格和釜】
酒米を蒸す際に欠かせない理想的な「乾燥蒸気」を発生させる本格和釜の使用が当社の特徴です。いまでは使用する酒蔵も少なく、希少な設備です。「乾燥蒸気」によって外硬内軟で一粒一粒がパラパラな蒸米(さばけの良い)が作られ、発酵工程において米本来の味を最大限表現します。
【自然の恵みを活かした備中杜氏の技】
星降る街として人気の井原市は空気が澄んだ街です。大気中に雑菌が少なく、低気温の1~3月に備中杜氏、伝統の技法で昔ながらの「寒仕込み」を実施しています。仕込み水も酒蔵の前を流れる小田川の伏流水(中硬水)を使用しています。酒蔵周辺の自然の恵みが酒質に独特の味わいを与えています。「すっきりとしているけど、上品な香りと旨口な酒」は高い評価を得ています。食中酒として最適な酒ですが、ワイングラスで香りを楽しみながら飲んでもよし。高めで60℃の熱燗にして現われる味を楽しむもよし。様々な楽しみ方ができます。
井原市美星天文台
小田川沿いの天神峡
備中杜氏・渡邊良夫
(2022年備中杜氏自醸清酒品評会入賞)

原酒『蘭の誉』
1.8L
720mL「えんぺい」
岡山県の特産米「アケボノ」を70%精白し、自慢の和釜で最適に蒸し上げて醸した酒の原酒です(搾った後に加水していない状態)。多くのお客様から評価をいただいている人気の酒は通常の酒造り手法(3段仕込み)に甘酒を用いてひと手間加えた備中杜氏伝統のワザ「4段仕込み」によって芳醇旨口で食中酒にぴったりな酒質に仕上げています。冷ややオンザロックで楽しむ他に、ソーダ割り(1:1)にしても美味しく楽しめます。
アルコール19度以上20度未満 日本酒度-2 酸度1.2
飲み方:冷や(できたらワイングラスで香りを楽しみながら)・オンザロック・ソーダ割り(上手く作るコツは①氷~原酒~ソーダ水の順でグラスに入れる②酒とソーダ水は1:1③強くかき混ぜない(軽く1回程度))
ペアリング:和食・洋食問わず、相性が良い。肉料理にも合います。 チーズやビターチョコ。
【こだわりの酒米:アケボノ】IBARA TERROIR(井原テロワール)
  アケボノは加熱しても味が崩れない、熱に強い米です。全国の97%が岡山県で生産されており、備中杜氏が酒造りに愛用している米です。
  原酒で使用するアケボノの4割強は酒蔵近くで契約農家が栽培しています。恵まれた土壌と気候を基に米作りの匠が育てた酒米の味をお楽しみください。マイクロブルワリー(少量生産酒蔵)の強みを活かしてテロワール(地域の材料にこだわった醸造)を弊社は追求しています。
アケボノ(2022 年 10 月、井原市芳井町)
米農家・熊原康治
【味の秘訣、本格和釜】
酒米を蒸す際に欠かせない理想的な「乾燥蒸気」を発生させる本格和釜の使用が当社の特徴です。いまでは使用する酒蔵も少なく、希少な設備です。「乾燥蒸気」によって外硬内軟で一粒一粒がパラパラな蒸米(さばけの良い)が作られ、発酵工程において米本来の味を最大限表現します。
【ひと手間加えた4段仕込み】
  酒造りは初添え・中添え・留め添えの「3段仕込み」が通常ですが、原酒ではもうひと手間加えた「4段仕込み」をします。備中杜氏、伝統の技法で、4段目は米麹で作った甘酒を用いて酒を醸します。それによって「濃厚で旨口な昔ながらの酒」が完成します。食中酒として最適な酒ですが、ワイングラスで香りを楽しみながら飲んでもよし。オンザロックやソーダ割にして一日の疲れを取る、クールダウンにも最適です。
備中杜氏・渡邊良夫
(2022年備中杜氏自醸清酒品評会入賞)

上撰『蘭の誉』
1.8L
720mL
岡山県の特産米「アケボノ」を70%精白し、自慢の和釜で最適に蒸し上げて醸した酒です。通常の酒造り手法(3段仕込み)に甘酒を用いてひと手間加えた備中杜氏伝統のワザ「4段仕込み」によって芳醇旨口で食中酒にぴったりな酒質に仕上げています。冷やで楽しむ他に、熱燗にして現われてくる旨味を楽しむ方も多い酒です。
アルコール15度以上16未満 日本酒度±0 酸度1.2
飲み方:冷や(できたらワイングラスで香りを楽しみながら)・熱燗(38°C~45°C)
ペアリング:和食・洋食問わず、相性が良い。 チーズやビターチョコ。
【こだわりの酒米:アケボノ】IBARA TERROIR(井原テロワール)
  アケボノは加熱しても味が崩れない、熱に強い米です。全国の97%が岡山県で生産されており、備中杜氏が酒造りに愛用している米です。
  上撰で使用するアケボノの3割強は酒蔵近くで契約農家が栽培しています。マイクロブルワリー(少量生産酒蔵)の強みを活かしてテロワール(地域の材料にこだわった醸造)を追求しています。
アケボノ(2022 年 10 月、井原市芳井町)
米農家・熊原康治
【味の秘訣、本格和釜】
酒米を蒸す際に欠かせない理想的な「乾燥蒸気」を発生させる本格和釜の使用が当社の特徴です。いまでは使用する酒蔵も少なく、希少な設備です。「乾燥蒸気」によって外硬内軟で一粒一粒がパラパラな蒸米(さばけの良い)が作られ、発酵工程において米本来の味を最大限表現します。
【ひと手間加えた4段仕込み】
  酒造りは初添え・中添え・留め添えの「3段仕込み」が通常ですが、上撰酒ではもうひと手間加えた「4段仕込み」をします。備中杜氏、伝統の技法で、4段目は米麹で作った甘酒を用いて酒を醸します。それによって「濃厚で旨口な昔ながらの酒」が完成します。食中酒として最適な酒ですが、ワイングラスで香りを楽しみながら飲んでもよし。熱燗にして現われる旨味を楽しむもよし。様々な楽しみ方ができます。
備中杜氏・渡邊良夫
(2022年備中杜氏自醸清酒品評会入賞)